イリオモテヤマネコと普通の猫の違いって何?西表島にのみ生息するイリオモテヤマネコ
こんにちは、さくら婆です。
ずいぶんご無沙汰してしまいましたが、いろいろと旅行に勤しんでいました。
そんな中、親戚が住む西表島にも行ってきました。
西表島ってどんなところ?
今回、孫もようやくおとなしく旅行ができる歳になってきたので、西表島に孫も連れて行くことになりました。
大世帯での移動だったため、結構大変な旅行になりましたが(^_^;
孫たちは、初めての場所にワクワクがとまらなかったようですね。
初めて見るもの、そして初めての体験が盛りだくさんでしたから。
西表島ってどんな所なの?ということを出かける前に散々聞かれましたが、なかなか説明するのは難しいですね。
親戚のおじちゃん、おばちゃんがいる所で2400人位しか住んでない大きな島なんだよ。ということを伝えました。
飛行機が止まる空港もなくて、沖縄の石垣島からフェリーでしか行けないの。と伝えると、「すげー!」と孫たちなりに色々と理解したようです。
イリオモテヤマネコって何?
そんな中、孫たちが一番気になったのが「イリオモテヤマネコ」の存在です。
我が家には猫も犬もいて、小さな時から動物と触れ合うのは普通だった孫たちなので興味を持っても当然といえば当然かもしれませんね。
もちろん、「西表島にしか生息してないヤマネコなんだよ。」なんて言っても、納得するはずがありません。
迷子になっちゃったの?
とか、さすが子供ならではの発想で困らせてくれます。
もともと野生の猫ちゃんで、人間たちとは一緒に住んでないんだよ。自分たちだけで生きてるの。
というと、ご飯はどうするの?
うちの猫ちゃんたちのカリカリは食べないの?
という話になり、イリオモテヤマネコが何を食べるのかなんて知りませんでしたので、慌てて親戚に聞いてみました。
イリオモテヤマネコは何を食べるの?
イリオモテヤマネコは何を食べるのか聞いてみた所、「雑食」だというではありませんか。
まさか、イリオモテヤマネコが雑食だったとは。
何でも食べないと、生きていけない環境にあるんだそうですね。
一番特徴的なのが、ネコ科なのに川などに入って魚も採って食べると言われてました。
カエルなどの両生類や爬虫類、鳥類などを食べたりするのがイリオモテヤマネコの独特の特徴だとされています。
普通の猫とは違う、独特の食生活をしているのがイリオモテヤマネコなのです。
イリオモテヤマネコと普通の猫との違いは?
イリオモテヤマネコ剥製(国立科学博物館)
それでは、食生活の他にもイリオモテヤマネコと普通の猫とは何が違うのでしょうか?
まず、イリオモテヤマネコは「耳の先っぽが丸くなっている」という特徴があります。
国の天然記念物に指定されていて、今現在100頭から110頭ほどになってしまってるんですね。
そして、目の周りに白いふちどりのようなものがあるのも特長です。
額に縦縞も入ってます。
ぱっと見普通の猫ちゃんとあまり変わりませんが、イリオモテヤマネコには上記のような特長があるんですね。
イリオモテヤマネコが出た日は記録される
西表島には、何箇所にもわたりイリオモテヤマネコ目撃情報の看板があります。
イリオモテヤマネコを見た人は、必ず「イリオモテヤマネコを見ました。」と連絡をしなければいけない決まりになっています。
そして、看板にはイリオモテヤマネコの観測された日が書かれるのです。
また、イリオモテヤマネコの交通事故を減らすためにも「ヤマネコ注意」の看板も西表島にはあります。
高速道路などを走ってると「鹿注意」だったり「たぬき注意」などの看板は見かけますが、「ヤマネコ注意」の看板は西表島ならではなのではないでしょうか?
孫たちも、そんな「イリオモテヤマネコ出た!」の看板を見てかなり喜んでましたよ。
帰ってきてからも、「出た!」が口癖になってたほどです。
今現在、西表島では西部、東部を結ぶ道はありますが、まだぐるっと一周する道はありません。
以前ぐるっと一周する道を作る計画もあったのですが、イリオモテヤマネコが出たためにヤマネコ保護の観点から、道路を作ることは断念されたようです。
守られているイリオモテヤマネコですが、このまま絶滅の危機を免れてくれたら良いですね。
どうしてもヤマネコさんたちは夜行性なので、夜に見かけることが多かったりします。
子供を産む時期になると、昼間でも出てきたりすると親戚が言ってました。
今回、さくら婆たちはヤマネコさんは見ることができませんでしたが、西表島に行かれる際には会えたらラッキーですね。