宵越しのお茶は飲むなという言い伝えの理由とは?
こんにちは、さくら婆です。
お茶関連の言い伝えで、宵越しのお茶は飲むなと昔から言われています。
なぜ宵越しのお茶は飲んではいけないのでしょうか?
その理由について、ご紹介していきましょう。
宵越しのお茶は飲むなという言い伝え
皆様は、宵越しのお茶は飲むなと言う言い伝えをご存知でしょうか?
さくら婆は昔から、宵越しのお茶は飲んではいけないと言われ育ってきました。
小さな頃から言われていたため、宵越しのお茶は、飲まないようにしていますが、先日孫に「なんで夜に入れたお茶は飲んじゃいけないの?」と言うことを聞かれました。
理由を知らずに、夜のお茶は飲んじゃいけないと思っている方も多いのではないでしょうか?
宵越しのお茶を飲んではいけない理由
宵越しのお茶を飲んではいけないのは、緑茶と言うのは、単にカテキンが豊富で、殺菌作用があると言われていますが、実はカテキンと言うのは水溶性のものでお茶を入れるときにお茶の中に溶け出すものなのです。
カテキンとは、ポリフェノールの中の一種で、タンニンも簡単に言うと同様です。
そのため、お茶を入れるたびにカテキン、タンニンがなくなっていきます。
そしてもう一つの盲点が、緑茶にはタンパク質も入っていると言うことなのです。
たんぱく質とは腐敗しやすいもので、一晩お茶をおくことで、お茶の葉っぱは腐りやすくなってしまうのです。
たんぱく質というのは、溶け出していくものではなくお茶の葉っぱに残ります。
そのため、お茶の葉っぱをそのまま一晩置いておくと、たんぱく質があるために腐りやすくなるということなのですね。
食中毒の原因にも実はなりやすかったりするんですよ。
また、苦味も出てきて、味も劣化します。
せっかくおいしいお茶を購入しても、これでは意味がないですよね?
消化不良の原因になるとも言われてますので、宵越しのお茶は飲んではいけないと昔から言われているのです。
ペットボトルのお茶や水だしのお茶の注意事項
それでは、ペットボトル等のお茶だったり水出しのお茶だったりは、どうなのでしょうか?
麦茶の場合はどうなのかなどいろいろ気になりますよね?
お湯で入れた麦茶なども、冷蔵庫に保存しておきますが、直接ボトルから口をつけて飲んでしまうとサッキンが繁殖しすぐに腐ってしまう恐れがあります。
コップに入れて飲む分には、数日は大丈夫だとされていますが夏の暑い季節等には冷蔵庫の開閉も何度となく行われますので、なるべく1日で飲み切った方が良いですね。
昔の人たちが言われてきたことなどには、色々ときちんと理由があるものなのですね。
宵越しのお茶を飲むなというのは、どちらかというと迷信ではなく生活の知恵なのかもしれませんね。
それを理解して、孫たちの代にも伝えていくと、なかなか生活の知恵を理解して良いのじゃないでしょうか。